予防歯科とは、虫歯や歯周病を治療するためではなく、治療しないで済むように、健康な状態を維持することを目的としています。「痛くならないため」「痛い治療が必要にならないため」の治療なのです。
主な治療内容には、次のようなものがあります。
虫歯や歯周病は、初期の段階では治療の負担が少なく、その後の再発リスクも低いです。虫歯や歯周病は、痛みが出る頃には進行してしまっているケースが多いため、痛くない段階での検査で、早期発見につなげることが大切なのです。
PMTCとは、歯科で行う口の中のクリーニングのことです。口腔清掃のプロである歯科衛生士によって行います。
毎日しっかり歯磨きをしているつもりでも、磨き残しはあるものです。汚れが蓄積しないように、定期的にプロのクリーニングを受けることは、虫歯や歯周病の予防に大変有効です。
毎日の歯磨きでは除去できない、着色汚れや歯石、バイオフィルムなどを落とすことが可能です。
虫歯などの病気を予防するだけでなく、個人差はありますが、歯の汚れが落ちたことで、歯の本来の白さに近づける可能でしょう。
日本の医療保険制度では、予防を目的とした歯科診療は、保険が適用となりません。そのため、予防歯科の治療は保険外であり、料金は歯科医院によって異なります。
車は整備や点検を受けなければ、長持ちしません。たとえ新車であっても、調子が悪くなってしまいます。歯でも同様のことが言えます。
治療済の歯は、点検・整備が済んだ状態と考えて良いでしょう。でも、そのまま整備もせずに乗っていては、いずれ悪いところが出てきます。また、新車も点検せずにいたら、調子が悪くなるでしょう。
車は2~3年に1回程度の点検・整備が必要だとされていますが、歯の場合は1年に2~3回です。メンテナンスをしっかり行うことで、歯の寿命も長くなります。治療後の歯は、虫歯リスクが高い状態と言えますが、適切な予防で再発も防げるでしょう。
予防歯科で、歯が痛くならないように、そして長も持ちするようにすることが大切です。
当院の予防歯科は、虫歯・歯周病の検査、口腔内清掃はもちろん、唾液検査(虫歯のリスクがわかります)、歯磨き指導、生活指導(食習慣の改善など)も行っています。
虫歯予防は、歯の健康に対する高い意識も必要になります。予防歯科で、歯に対する意識(デンタルIQ)も高めていきましょう。
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