虫歯予防の正しい歯磨き方法 - ブラッシングのやり方/タイミング/時間

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虫歯予防の正しい歯磨き方法

虫歯を予防するための正しい歯磨き方法を身に付けよう!

虫歯の原因となるプラークは、歯ブラシで物理的に除去する必要があります。そのため、虫歯予防には正しいブラッシングが欠かせないのです。

正しい歯の磨き方を身に付けなければならないのは、子供だけではありません。もう何十年も歯を磨いている大人でさえも、磨き方にクセが出てしまうなど、正しく磨けていない人が多いのです。
子供だけでなく大人も、改めて歯の磨き方を見直してみましょう。

虫歯予防のための歯磨き方法 5つのポイント

1.「こちょこちょ磨き」で1本1本ていねいに

歯は1本1本磨くのが基本です。歯ブラシを歯の表面に当て、左右に1~2㎜動かして磨きます。
「こちょこちょ」と振動させるように歯ブラシを動かすのがコツ。大きなストロークは厳禁です。

2.ペングリップで歯ブラシを持つ

歯ブラシは「ペングリップ(鉛筆持ち)」で握りましょう。動かしやすいので、細かい作業がラクにできます。
力が入りすぎないので、歯茎を傷めにくいというメリットもあります。

3.歯の表面には90度の角度で

歯を磨くときは、歯の表面と歯周ポケットの両方を磨くことが必要です。歯の表面を磨くときは、歯ブラシを歯の正面から直角に当てて磨きます。ブラシの先全部がしっかり当たるようにしましょう。
この形のまま、適度な力で20回以上左右に移動させてください。

4.歯の裏側や奥側は

前歯の裏側を磨くには、ちょっとしたコツがいります。歯ブラシを縦に持ち、ブラシの「かかと(溝の部分)」を使って磨きましょう
このほか、最も難しいと言われる奥歯の喉奥面を磨くなら、歯ブラシを斜めに持ちましょう。それでも難しい場合は、ワンタフトブラシを使ってみてください。

5.歯並びの悪いところは

歯並びが悪い場所は磨きにくいです。歯ブラシを横にしたままでは磨き残しが出るので、縦に持って磨きます。歯と歯の間にもしっかりブラシを入れましょう。
どうしても磨きにくいなら、ワンタフトブラシが便利。ワンタフトブラシは、歯科専売のものが中心なので、お買い求めは歯科医院などの医療機関へ。

ワンタフトブラシとは?
ワンタフトブラシは、歯並びの悪いところや、歯と歯茎の境目などの部位で、主に仕上げに使用します。
歯ブラシで磨いた後に、磨き残ししやすい部位に使用すると良いでしょう。
ワンタフトブラシなど、補助用具は当院受付で販売しておりますので、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。

歯を磨くタイミング

歯を磨くタイミングで最も大切なのは、就寝前です。眠っている間は、唾液の分泌が減少するため、最も細菌が繁殖しやすいためです。
就寝前の歯磨きで、口の中の細菌を減らしておくことが大切なので、就寝前の歯磨きは、特に念入りに行うことが大切でしょう。

また、食後の口の中は酸性に傾きます。そのため、食後すぐに歯磨きをすることは、虫歯予防だけでなく、歯周病予防にも大変有効です。

ランチ磨きの有効性

「ランチ磨き」とは、その名の通り、ランチの後の歯磨きのことです。現代は生活習慣が変化して、遅い時間に夕食をとっている人も少なくありません。
午後8~10時に夕食をとっている人は、朝食から夕食後までの12時間以上、歯磨きせずにいることになります。
歯磨きしない時間が長時間にならないよう、ランチの後にも歯磨きすることが大切でしょう。

歯ブラシの選び方 4つのポイント

歯ブラシの種類は多く、ヘッドの形や大きさ、ブラシの毛の質・硬さなどに違いがあります。自分に合った歯ブラシを選ぶことが大切です。

  1. 毛がナイロン製のものがオススメです。狸毛の歯ブラシなどもありますが、衛生管理が難しく、やわらかすぎるというデメリットがあります。
  2. ヘッドの大きさは、自分の歯の約2本分が目安です。
  3. 歯並びが悪く磨きにくい部分がある人は、ヘッドが小さ目の歯ブラシがおすすめです。 ヘッドが小さ目の歯ブラシは、動かしやすく、奥まで届きやすいというメリットがあります。歯ブラシを縦に使っても動かしやすいです。
  4. 歯肉に腫れや出血がある(歯肉炎)の場合、歯肉に負担をかけないことが大切です。そのため、歯ブラシの毛が硬いものではなく、やわらかめのものを選びましょう。

歯磨き粉(歯磨き剤)のつけすぎに注意

歯磨き粉の効果は、つける歯磨き粉も量に比例しません。反対に、爽快感が強くなるなど、実際にしっかり磨けていなくても、磨けているつもりになってしまうというデメリットもあります。
歯磨きの効果に甘んじることなく、しっかりブラッシングを行うことが大切でしょう。

歯磨きの時間について

歯を1本1本ていねいに磨いていれば、歯磨きには10分程度かかるでしょう。時間をかけて、ていねいに磨くことが望ましいです。

忙しい朝などは、どうしても歯磨きに時間をかけられないかもしれませんが、特に大切な就寝前だけでも、時間をかけて丁寧に磨くことを心がけてください。


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