「毎日歯磨きしているのに虫歯になった」という人は少なくありません。ただ歯を磨いただけでは、効果的に虫歯を予防できるとは言えないでしょう。
ここでは、効果的にむし歯を防ぐ方法をご紹介しています。
ただのブラッシングではなく、正しいブラッシングが、さらに効果を高める+αが、確実に虫歯を防ぐには必要なのです。
しっかり歯磨きをしているつもりでも、実は磨き残しがある場合が多いです。
特に、奥歯の溝や歯と歯茎の隙間、歯と歯の隙間などは、磨き残しが多い部分です。毎日しっかり歯磨きしていても、虫歯になりやすい部分でもあります。
次のような点に気を付けてブラッシングすることが大切でしょう。
(毛先がひろがっている・毛の弾力がなくなっているのなら、歯ブラシの交換時期です。)
洗口液には、歯ブラシの届きにくい箇所に浸透して、虫歯や歯周病の原因となる菌を殺菌する効果があります。
もちろん、洗口液だけで十分に口の中をキレイにすることはできませんから、ブラッシングと併用する必要がありますが、効果的な虫歯予防が可能になるでしょう。
虫歯は初期段階では痛みなどの症状がありませんから、なかなか気付けないものです。痛みが出て、虫歯に気付いた頃には進行してしまっているケースが多いです。
虫歯は早期発見が大切で、初期の段階の虫歯ならば、再石灰化を促進することによって改善できます。初期虫歯なら、削るなどの痛い治療をしなくても良いのです。
また、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)で、プロ(歯科衛生士)のクリーニングを受け、徹底的に口の中の汚れを除去してもらうことも、効果的な虫歯予防を可能にするでしょう。
「痛くないから検診は必要ない」「歯が強いから大丈夫」と思っている人も多いのでは!?
しかし、虫歯の早期発見、虫歯の原因となる歯石・プラークの除去によって、虫歯の予防・虫歯の進行予防が可能になるのです。
治療により被せ物(最終補填物)が入っても、その歯にトラブルがもう起こらないわけではありません。治療済の歯もメンテナンスが必要です。
丁寧に磨いているつもりでも、セルフケアでは完璧に口の中をキレイにできていない場合が多いです。細かな磨き残しが、数か月もすると蓄積して、新たな虫歯の原因となってしまっています。
検診で定期的に汚れを徹底的に除去することが大切でしょう。また、当院では、検診にて正しい歯磨きの方法も提案します。
歯ぎしりを指摘されたことのある人、自覚はないけれど、実は歯ぎしりをしている人…歯ぎしりをしている人は多いです(個人差があります)。
歯ぎしりはとても大きな力がかかっていて、起きている状態で噛みしめた時の数倍とも言われています。歯ぎしりが原因で治療済の歯(被せ物)が損傷してしまうことも少なくありません。被せ物の損傷は、新たな虫歯の原因になってしまいます。
また、歯ぎしりは、歯周病の進行を促進するなど、歯周組織にも悪影響を与えます。歯ぎしり対策は、口の中の健康増進にとても大切なことなのです。
歯ぎしりは、歯科で相談しましょう。
ナイトガードの使用や、噛み合わせの調整など、歯ぎしりを防いだり、歯ぎしりによる歯のダメージを軽減するための治療を行います。
だ液には、虫歯を防ぐ作用があります。虫歯菌が作り出す、歯を溶かす「酸」を中和する働きがあるのです。また、酸で溶けた歯の表面(エナメル質)を修復する作用(再石灰化)もあります。
そのため、唾液の分泌が多い方が、虫歯になりにくいのです。
だ液の分泌を促進するには、咀嚼回数を増やすこと、ストレスを溜めないことなどが挙げられ、普段の生活の中で改善が可能です。
また、甘い食べ物は口の中を酸性にしてしまうため、唾液の分泌を促進するたけでなく、甘い物を摂取する頻度を見直すことも大切でしょう。
しっかり噛んで食べることで、唾液の分泌を促進できます。やわらかい食べ物ばかり食べていると、噛む回数が増えません。歯ごたえのある食べ物(食物繊維を多く含む食品など)を取入れ、咀嚼回数を増やすことが大切でしょう。
よく噛むことは、食べ過ぎ防止効果もあり、ダイエットにも効果があります。
また、虫歯予防には、食後すぐに歯磨きすることが大切です。
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